このページでは、ハンドメイド品を「安売り」してはいけない3つの理由を解説していきます。
- 初心者だから安くないと売れないよね
- 安くてもたくさん売れば稼げるはず!
- がんばった割に売上が低い…
上記に当てはまったら要注意。

仕事や副業として長く続けたい方はしっかり計算しましょう!
すでに販売中の方も、改めて今の価格が適正か考えてみてくださいね。
価格の計算方法は BASE(ベイス)公式 のこの記事がわかりやすいので、おすすめです。
≫最適な「販売価格」の決め方。価格を決める6つのSTEPと計算方法を解説。
※STEP4【市場のニーズ&他社価格との比較】を忘れないよう注意
ちょっと面倒かもしれませんが、適正価格がわからない最初のうちはしっかり計算することをおすすめします!
「安さ」を売りにしてはいけない3つの理由


価格設定は、しっかり利益を上げたいなら絶対に気をつけるべきポイントです。



わたしも安めに設定してしまい、安定して売れるようになってからすごく後悔しました。
みなさんには同じ失敗をしてほしくありません…!
安売りがダメな理由はこの3つ。
- ハンドメイド×薄利多売は成り立たない
- クオリティ追求に甘えが出る
- 「価格だけ」では次につながらない
順番に解説していきますね。
1.ハンドメイド×薄利多売は成り立たない





安い作品をたくさん売って利益を出すぞ~!
という方、ちょっと待ってください。
薄利多売が成り立つのは、
簡単に大量生産できる商品やファーストフード店などの回転率重視な商売です。
ハンドメイド販売は1人ですべての作業をおこなうため、薄利多売を目指すと負の連鎖に陥ってしまいます。
- 作業時間の割に利益が少ない
→もっとたくさん売らなきゃ
→利益は増えるけど作業時間も増える
→作業時間の割に…(以下繰り返し)



こうして、作業量と利益が見合わず消耗するはめに…。
価格を決めるときは、材料費だけでなく必要な時間と労力を見極めるようにしましょう!
2.クオリティ追求に甘えが出る


安売りすることで、クオリティ追求に「甘え」が出る。
これは無意識にやってしまってる方もいるはず。



ちょっとわかりづらいので、例をあげてみますね。
いまショップを準備中の方、あるいはすでに販売中の方、自分の作品にこういった問題点はありませんか?
- 作品の強度に不安がある
- 掲載写真がいまいち
- 説明文がわかりづらい
クオリティ追求に甘えが出るとは、
上記のような問題点を改善せず「安売り」で解決しようとするパターンを指します。



「価格を下げる」というのは、ある意味もっとも簡単な解決方法なんです…!
自分の問題点と向き合わないと、いつまでたってもクオリティUPは望めません。
思い当たるフシがある方は、できる限りの手を尽くしたか考えてみてくださいね。
3.「価格だけ」では次につながらない


相場より安い作品を購入するときの気持ちは2パターンに分けられます。
- この作品が安く買えるなんてうれしい!
- あ、安いから買っちゃおう!



一見同じにみえるけど、実は大きな差が…。
①この作品が安く買えるなんてうれしい!
「この作品が安く買えるなんてうれしい」
これは、作品に対してすでに魅力を感じている状態です。
なのでよっぽどのアラがない限り、満足してもらえる可能性が高いと言えます。



セールや割引をするときも、価格だけをゴリ押しするのはNG。
購入の決め手が『作品>価格』になるよう、しっかり作品の魅力を伝えましょう!
②あ、安いから買っちゃおう!
「安いから買っちゃおう」
これは、購入の決め手が『価格>作品』になってる状態です。



たまたま通りかかったお店で「そこまで欲しくはないけど、この値段なら買おうかな」と思ったことありませんか?
これは、商品そのものより「安さ」に価値を感じちゃってるんですよね…!
このように安さで購入を決めた場合、すこしでも気になる点があれば
「安いから買ってみたけどイマイチだな…」
「なんかクオリティ低い…まあ値段相応か…」
とガッカリされ、その1度きりになってしまいます。



作家活動をする上で大切なのは、作品のファンを増やすことです。
「とにかく買ってもらえればOK」と目先の利益にとらわれず、長い目で見てプラスになるかを考えましょう!
解決策:限定SALEをつかう


以上、ハンドメイド品を「安売り」してはいけない3つの理由でした!
とはいえ、初心者が1件目を売り上げるのは時間がかかるもの。
特に、レビュー0件というのは購入者からすると大きなマイナス要素です。



みなさんも、気になるお店のレビューが0件だと「ここで買い物して大丈夫かな…」と不安になりませんか?
逆に、1件でもレビューがあれば安心感がありますよね!
そのため、レビュー0でも購入してもらう方法を考えなければなりません。
方法はいくつかありますが、中でも取り組みやすいのは限定セールを使う方法です!
これについては、後日別の記事にまとめますね。
適正価格が作家生命をのばす


ハンドメイド品に限らず、価格設定はあとからの修正が難しいポイント。
- 高く設定して後から値下げ
- 安く設定して後から値上げ
イメージしただけでも②のほうが難しいですよね。
それでも初心者さんは安売りしがち…。
なぜなら、その価格が安過ぎると気づけてないからです。



まだ販売実績もないし、初心者が作ったものならこのくらいが適正価格だよね?
こう考えてしまう気持ちもすごくわかります。
でもそれでは、稼げない道に一直線。
一時的に売上は伸びるかもしれませんが、いつか自分の首を締めることに。



適正価格を把握し、長く作家活動を楽しんでください!
また、価格の決め方についてはminneが教える売れるきほん帖という書籍にもわかりやすく書いてあります。
今なら無料で読めるので、気になる方はこちらもどうぞ↓

